2019年末から世界中で未曾有の猛威を振るった「新型コロナウイルス感染症」。
外出規制や会食禁止などの自粛期間中、自宅で悶々と過ごす中で注目された副業が「Webライター」や「ブロガー」でした。
未経験でもOK・片手間で始められる・アフィリで稼げるとの謳い文句に「コロナ禍Webライター」が爆増しましたね。
では、約5~6年経った2026年現在、実際に「コロナ禍Webライター」はどうなったのでしょうか?
本記事は、現役の「コロナ禍Webライター」が、2026年の赤裸々な状況と、昨今台頭するAI危機について解説します。
”コロナ禍Webライター”とは?

「コロナ禍Webライター」とは、わたしが名付けた名称なので、定義を紹介します。
例に漏れることなく、わたしも「コロナ禍Webライター」の1人でした。
なので、Webライター歴は約5、6年ほどです。
なぜコロナ禍でWebライターやブロガーが増えたのか

コロナ禍でWebライターやブロガーが増えた原因を考えてみました。
- 完全在宅で作業ができるから
- 副業や収益化ニーズが高まったから
- オンラインが唯一の繋がりだったから
それぞれ簡単に紹介します。
完全在宅で作業ができるから
緊急事態宣言が出されている際、多くの人がリモートワークや自宅待機を余儀なくされました。
現在でも、フルリモートやフルフレックスなど、働き方改革に大きな影響を与えましたよね。
当時、通勤や就労時間がなくなったことで、自宅でできる「内職」に注目が殺到。
特に「家で完結する副業」がSNSを中心に大盛り上がりしました。
Webライティングやブログなど、初心者でも始めやすい仕事にスポットが当たったのです。
副業や収益化ニーズが高まったから
飲食業や観光業など、対面型の接客業がことごとく打撃を受けたため「副業で収入源を複数持ちたい」という意識が広がりました。
特に、アフィリや広告収入などのマネタイズ手段は、大きな注目を集めたことを覚えています。
SNSを開けば「コロナに負けない働き方」「コロナを乗り切るマネタイズ」などの見出しが躍る中、メインの収入が減ったことで必要に駆られて何らかの副業を始めた方も多かったのではないでしょうか。
オンラインが唯一の繋がりだったから
コロナ禍中、人との対面コミュニケーションが制限され、孤独や不安を感じる人が急増。
そこで、唯一繋がりを感じられるのがオンライン上でした。
「誰かと繋がりたい」「何かを発信したい」と、人との繋がりを多くの方が求めたのではないでしょうか。
SNSやブログを通じて、自分の考えを共有する場としてWebライティングが選ばれたのでしょう。
特に「コロナ体験談」や「在宅生活の工夫」「メンタルケア」など、共感を呼ぶテーマが増え、発信の価値が高まった機会にもなりました。
2026年”コロナ禍Webライター”は全滅が濃厚か

わたしの肌感覚になりますが、「コロナ禍Webライター」はほぼ全滅しています。
コロナウイルスの終焉とともに、ひとり……またひとり……、と居なくなりました。
実際、クラウドワークスで継続的に活動しているWebライターはごく一部のよう(ランサーズでシルバーランク以上は約2,000人にとどまる)。
コロナ禍を期にWebライターが全滅した理由
理由は、単純明快です。
「実際に思ったほど稼げない」「スキルアップや単価アップが難しい」「メインの仕事が復活した」から。
これに尽きるのではないでしょうか?
ほかに邪推すると……、「そこまでしたい仕事じゃない」とか「闇が深すぎて嫌になった」「そもそも片手間のつもり」とか「継続できなかった」などもあるかと思います。
下記記事でも、Webライターが辛い3つのポイントとして紹介しているとおりです。

Webライターはやっぱり稼げない?飽和状態なの?

Webライターやブロガーは、稼げないのか?答えは、NOです。
そして、飽和状態なのか?についてはYESです。
ここで現状を紐解いてみましょう。
稼げない原因はWebライターの”スキル問題”
普段、企業メディアを複数担当するディレクション作業をしているわたしの意見ですが、Webライターのスキル不足が深刻化しています。
見逃しがちな独自ルール忘れなどではなく、文章としての体裁が整っていないと感じることが多いです。
たとえば、下記の文章を読んでみてください。
Webライターの基本は、読みやすさが肝心です。なぜなら、読みやすいということは相手にも伝わるからです。理由は、相手にしっかり伝わるので、しっかりと内容が理解できるでしょう。また、読みやすさのほかに、文章を間違えないことも肝心です。なぜなら、しっかりとした日本語を使うべきだからです。
ど、どうです?
では、添削・修正してみましょう。
Webライターにとって最も大切なのは、読みやすい文章を書くことです。読みやすさは、読者に内容を正確に伝えるための基本であり、理解を深めるきっかけにもなります。さらに、正確な日本語を使うことで信頼性が高まり、読み手に安心感も与えられるでしょう。
幾分かは読みやすくなった気がしますね。
(大丈夫かな……)
飽和状態が続き這い上がれない業界
現在も、新たにWebライターを始めてみようと考える方は多いでしょう。
Webライターは、とてもやりがいのある仕事なので、突き詰めるとすごく楽しいです。
しかし、ここでまた「Webライターのスキル問題」にぶち当たります。
スキルが成熟していないため「Webライター=稼げない」の方程式ができあがっているのです。
Webライター・ブロガーがAIでオワコン説

個人的な見解ですが、AIの台頭によりWebライターがオワコンになることはないでしょう。
理由は、以下のとおりです。
- 感情や共感はAIでは再現できないから
- 企画力や文脈の読み取りが苦手だから
- コンテンツに権威性や世界観が求められるから
それぞれ見ていきましょう。
感情や共感はAIでは再現できないから
AIは情報を整理するのは得意でも、人の心に響く”温度”のある文章や言葉は苦手です。
たとえば、恋愛のもどかしさや育児の葛藤、旅先で感じた空気など、実体験に根差した感情や言葉選びは「人間」だからこそ。
逆に、AIでエモい文章を生成することはできますが、AIを使い慣れている人からは「あ、これAIの文章だな」ってすぐわかります。
検索してただ情報を得るのではなく”リアルな声”だからこそ、人の心が動くのではないでしょうか。
企画力や文脈の読み取りが苦手だから
AIは与えられた指示には従えるものの「テーマへの切り口」や「読者へのアプローチ法」など、戦略的な企画力は弱いと感じています。
また、先ほど紹介したNG文章だって「なんだか文章はおかしいけど、伝えたい意味は分からんでもない」と思いませんか?
Webライターの基本は、読みやすさが肝心です。なぜなら、読みやすいということは相手にも伝わるからです。理由は、相手にしっかり伝わるので、しっかりと内容が理解できるでしょう。また、読みやすさのほかに、文章を間違えないことも肝心です。なぜなら、しっかりとした日本語を使うべきだからです。
仮に、AIに指示を与える「プロンプト(コマンド)」が支離滅裂なら、AIは指示を正しく理解できません。
このような点からも、企画力や読み取る力は、まだまだ人間に軍配が上がります。
コンテンツに権威性や世界観が求められるから
Webライターやブロガーが一世風靡したコロナ禍中でも、よく取り上げられたのが「権威性」や「唯一無二の世界観」でしたね。
どこの馬の骨ともわからない(そもそも概念?)のAIがパッと出力した文章より、専門家や経験者が捻出した情報のほうが信頼性があると思いませんか?
ほかにも、AIインフルエンサーがおすすめする商品より、実際に使ってレビューしている生身のインフルエンサーのほうが良さそうに感じたりしますよね。
また「この人の書く文章のテイストが好き」といったような、世界観も重要です。
まだまだ「人間らしさ」は、捨て去られてはいませんよ!
まとめ

2026年現在”コロナ禍Webライター”は絶滅の危機に瀕しています。
しかし、当時のWebライターが消えた理由は”自然淘汰”された結果であり、これも自然の自浄作用が働いた結果といえるかもしれません。
それに、現状生き残っているWebライターは、さらにスキルを磨いてより高みを目指している猛者ばかり。
この時代に老いぼれWebライターを見たら『生き残り』と思え、ということです。


