故人の遺骨を宇宙に送り出す「宇宙葬」、第3回目となる打ち上げが2026年6月予定と決定した。

宇宙葬サービス「Space voyage α(スペースボヤージュアルファ)」を展開するのは、埼玉県を拠点にするアルファクラブ武蔵野株式会社(葬祭ブランド「さがみ典礼」も展開する)。
同社は、民間宇宙開発企業SPACE X社と日本で初めて正式に打ち上げ契約を締結し、株式会社SPACE NTKと業務提携のうえ宇宙葬サービスを開始した。
宇宙葬サービスでは、遺骨を専用カプセルに納めSPACE X社のロケット「ファルコン9」に搭載して人工衛星として地球周回軌道に送り出す。
軌道上で数年間輝き続けた後、大気圏に突入して流れ星となり燃え尽きる仕組みである。
2022年と2024年には第1弾・第2弾の打ち上げに成功しており、月面納骨やメッセージを宇宙に届けるプランも提供している。
公式サイトおよび電話にて予約や問い合わせが可能であり、2026年6月の打ち上げ分は2025年末まで受付中だ。
なお、サービス価格は宇宙散骨が110万円から、月面納骨は1650万円からとなっている。
ライター:新多 るいと|Nitta Ruito


